JLCPCBでCNC部品を発注をしてみよう!
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こんにちは!ロボマッスルです🦾

今回はJLCPCBでCNC部品を発注する方法について解説していきたいと思います。


データの用意

まず発注するパーツのデータを用意します。今回はFusion360を使用した方法について説明します。

1.発注するパーツのデータを開きエクスポートを選択します。

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2.その後下の画像のようにファイルをSTEPファイルにし、エクスポートを選択します。

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これでデータの用意は完了です。


発注方法

次に発注方法について解説していきます。

1.JLCPCBのホームページから「発注する」をクリックします。

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2.移動したページ内の「3D Printing/CNC」をクリックします。

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3.移動したページ内の「CNC 加工」をクリックします。

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4.「3Dモデルのアップロード」をクリックし、先ほど用意したデータを選択します。

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5.アップロードが完了したら枚数、材料などを設定し、「発注する」を選択します。(この時、JLCPCB さんのサイトにログインしていない場合ログインを求められるのでログインします。)

6.材料や仕上げの詳細は「材料を見る」または「仕上げを見る」を選択すると確認できます。

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7.ページが移動し、まず送り先の住所があっているかを確認し、「次へ」をクリックします。

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8.その後配送方法を選択し、「次へ」をクリックします。

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9.そして最後に「発注する」をクリックします。

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この後審査をしたのちに支払いを完了すると、製造が開始されます。


今回発注したもの

例として自分たちが実際に発注したものの設定等を紹介します。

今回は材質がアルミのものと樹脂製のものを発注したので別々に紹介していきたいと思います。

まずアルミの物から紹介していきます。

このパーツはロボットの土台のパーツに使用するパーツです。

設定は下の写真のようなものにしました。

CNC settings

まずアルミニウムのタイプは発注するパーツの特性上、強度が必要になるため剛性が高いAluminum 7075を使用しました。

次に表面仕上げはアルミの反射を抑えるためにアルマイト加工の艶消しの黒を選択しました。

商品概要はアルミニウム合金製非定形板にしました。

その他の設定はデフォルトの設定にしています。

実際に届いたものが下の写真のものになります。

CNC parts image CNC parts image

見た目は上で設定した通りに艶がなく、とてもきれいな仕上がりになっています。

さらに細かいところや薄くなってる箇所もきれいに切削されています。

強度も力を入れてもあまり曲がらず、強固なものになっていました。

次に樹脂製の物を紹介します。

このパーツはロボットの側面のパーツを固定するために使用するパーツです。

設定は下の写真のようなものにしました。

CNC settings

プラスチックのタイプは強度、精密性がともに必要なパーツなのでPOMを選択しました。

商品概要はプラスチック製非定形板にしています。

その他の設定はデフォルトの設定にしています。

実際に届いたものが下の写真の物になります。

CNC parts image CNC parts image

大まかな曲線部分だけでなくくぼんでいる部分や2mmの小さめの穴も、きれいに切削されています。

強度も曲げても折れたりすることはなく強固なものになっています。

表面は多少の傷はありますが、比較的きれいです。


最後に


JLCPCB's logo

最後までご覧いただき、ありがとうございます。

今回紹介したようにJLCPCBでの部品の発注はとても簡単で、細かな設定が可能で、非常に使いやすいです。ぜひ、お試しください!

JLCPCBの発注は右のリンク(日本語版, 英語版 )から!!

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